ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質

2008年の金融危機を予想した、という評判の高い本だが、それはあとから人が勝手につけた尾ひれ。この本は著者によればエッセイらしいので、それほどわかりやすくは書いていないのだけど、「果ての世界」の出来事は予測することはきわめて困難。それにもかかわらず「月並みの世界」の論理で予測しようとする、「間違ったことを厳密にやろうとする」誤りを人は犯しがち。「月並みな世界」を生き延びてきたヒトの進化の歴史を振り返れば、それは無理なからぬことなのだけど、今では「果ての世界」に変わってしまった世の中で大成功するためにできることは、予測が当たらないと損をするほうには賭けずに、当たらなくても痛くないほうに賭け、黒い白鳥に備えることだという。そもそも、黒い白鳥はどこから飛び出すかわからないから黒い白鳥なので、黒い白鳥に賭けることは不可能なのだ。

マインドマップ超入門 (トニー・ブザン天才養成講座) (トニー・ブザン天才養成講座 1)

どうせ使うなら、よく似た偽者じゃなくてこれがよさそう。PowerPoint連携できるProが手頃か↓

評価版もある。名前とE-mailぐらいは取られるが、21日間使える(一部機能制限付きのPro版)。サンプルマインドマップのダウンロードもここから↓

mmbook.jp|マインドマップ超入門

ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)

この本読んで、シリコンバレーで働きたいと思うかどうかは人によるところ。そういう意味では、公平な本なので、シリコンバレーで働くことに興味ある人は読むとよいと思う。もう一回り若かったらあるいは、とは少し思う。

以下、興味あった箇所の引用やメモ:

Chika Watanabe/渡辺千賀: テクノロジー・ベンチャー・シリコンバレーの暮らし

CIA - The World Factbook

「CIAは暗殺しますか?」「いいえ、あまりしません」てな記載のある笑えるものだったのが、今では世界マーケティング戦略立案に欠かせないすばらしい情報源となった。

ポートフォリオ理論」

また、リスクが異なるものを持つと、それだけで期待利益が大きくなるという不思議な現象もある。

YouTube - mattharding2718 さんのチャンネル

一例がWhere the Hell is Matt?(一体全体マットはどこだよ!?)。マット・ハーディング成人が、七大大陸・三九ヵ国でダンスしながらとったビデオのコンピレーション。

「みんなの意見」は案外正しい (角川文庫)
ジェームズ・スロウィッキー
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「異質なものを掛け合わせると、選りすぐれた解に達する。また、異質なもの同士の中から、思いがけない新しいアイディアが出てくる。」

・文句を言わない

ちびちび文句を言っていると、「文句を言う」ということ自体でなんとなく気が済む。つまり「本質的な変化を起こすパワー」を浪費してしまう。

創世の島

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バーナード ベケット
早川書房
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哲学や思想の深い内容にも立ち入りつつ、最後にはびっくりな結末。しかも、小難しくなく純粋に楽しめる古典的な雰囲気も持つSF小説

怒りは正しく晴らすと疲れるけれど

怒りは正しく晴らすと疲れるけれど
日垣 隆
ワック
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日記だと知って、興味を失いかけたが、他人のバトルは観戦するだけなら結構面白い。みずほ銀行ダスキン。4万円の下着とか、いやに下着にこだわるのがなんなのか、わからないが、そういうのはどうでもよい。

本についての記述や推薦で、気になるもの:

アイデアのつくり方

うらおもて人生録 (新潮文庫)

ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない) (朝日新書)

人を見抜く力〔セオリー〕vol.6 (講談社 Mook)

知的生活の方法 続 (講談社現代新書 538)

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

読み物として楽しく読めました。

でも、構えすぎだとは思うけど、たまたまうまくいったことばかりを挙げられても、たまたま当たっただけじゃないかという意見に対して答えがあるんだろうか。

エッセンシャル版ぐらいは読んでみるか。

からだが変わる体幹ウォーキング

手軽にはじめられる運動を探して、ランニングはきついので水泳を考えていたが、時間がないので、もっと手軽なウォーキングはどうかと思って読んだ。この本によると、ウォーキングとランニングは、からだの使い方は連続していて、正しいウォーキングを習得すれば、その延長に正しいランニングがあるとのこと。さらに、正しく立つことの延長に、ウォーキングはあるとのこと。

立ち方のポイント:肩甲骨(肩ではない)を寄せる、丹田(からだの重心)に軽く力、骨盤

歩き方のポイント:肩甲骨を後ろに引く→骨盤が前に出る→足が出る→その反動でもう一方の肩甲骨を後ろに

これぐらい覚えておいて、あとは通勤時に気をつけたり、エレベーターを使わずに階段を使うことぐらいしかやれないかな。