2008-02-05 しゃばけ 読書 しゃばけ (新潮文庫)posted with amazlet on 08.02.04畠中 恵 新潮社 (2004/03)売り上げランキング: 729Amazon.co.jp で詳細を見る 妖怪が出てくる推理小説。だが、 ・個々の妖怪は記号としてしか出てこない。つまり、ストーリーの中でなぜその妖怪でなければならないのか、必然性がない。 ・妖怪は結局妖怪のまま。現生の怪異の原因が本当に妖怪のせいでした、ではひねりがまったくない。 そういうわけで、中身が稚拙すぎ。まあそこそこ、といえるのは、若旦那をはじめとする登場人物がきちんと個性を持っていることくらい。