はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く

素粒子研究の延長線上になぜか出現する「ひも」。このカテゴリの本を読むのは初めてで、「ひも」とは何かのたとえなのかと思っていた。しかも頭に「超」がつく。意味がわからなかった。しかし、この本でいくつか疑問が解決した。

素粒子研究が粒子を最小単位として展開する研究であるのに対し、超ひも理論は粒子ではなく、本当に「ひも」状の実在を最小単位として展開する研究であること

素粒子研究(超ひも理論も含む)を論じると、どうして宇宙の始まりと終焉がわだいになるのか。それは、時間、空間を細かく、細かく調べていくと、宇宙の始まりの時期において、世界が(すなわち物質や時間が)どのようであったかを論じることにつながっていく

もうすこし専門書に近いものも読んでみたい。数式の出てくるやつ。